2023-24地区大会電子ブック版(大会後修正版)
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フランス国立宇宙研究センター/エンジニア(フランス/2014.4.1-15.9.30/宗像RC)九州大学 宇宙工学部 博士課程 卒53下野紗羽さんゼムラ・メリッサさん 深田茜さん米山記念奨学生ホームカミング講演 私は今、フランス国立宇宙研究センターの一員として、ロケット発射基地「ギアナ宇宙センター」で働いています。ここは赤道に最も近いため、ロケット打ち上げの際、地球の自転速度を最大限に利用できます。 私はエンジニアとして、ロケット着地までの軌道を計算したり、破片などが地表に落下しないよう、あらゆるケースをシミュレーションしています。 緊急事態発生時には、私とチームが地上から破壊指令を送る場合もあります。エンジニアの仕事だけでなく、新しいロケットの開発とプロジェクト推進のために、フランス国内の法律改正に向けた働き掛けも行っています。宇宙は、科学者だけでなく、地球上の全ての人類のより良い日常生活に関わる、守らなければならない存在だということを、もっと多くの人に理解してほしいと思っています。 日本留学時に研究していたスペースデブリ(宇宙ごみ)の知識も大いに役立っています。人類のため、科学技術向上のために、大きな責任とやりがいを感じる日々を送っています。 (ロータリーの友/2021年12月号より抜粋)ローターアクト紹介/広島大学ローターアクトクラブ 本日、国際ロータリー第2700地区大会が開催されますことを、心よりお祝い申し上げます。 広島大学ローターアクトクラブ(以下広大RAC)は同地区内インターアクトクラブ出身の2人から始まりました。東広島市にある中高一貫校、武田高校には東広島21ロータリークラブを親クラブに持つ武田高校インターアクトクラブ(以下武田IC)があります。2019年度武田ICで部長副部長を務めた當銘と下野は2021年に共に広島大学へ入学し、ローターアクトクラブがないことを知り、設立することを決めました。まずは武田IC顧問の先生を通じて東広島21ロータリークラブに連絡を取り、設立したいという意思を伝えました。東広島21ロータリークラブに親クラブになっていただくことを快諾いただき、次は大学の手続きに入りました。サークルを設立するにあたり活動内容の確立、大学へ書類の提出、銀行口座の開設、活動場所の確保、顧問の先生とメンバーの確保が必要でした。約1ヶ月半の期間をかけて無事それらの手続きを済ませ、顧問の先生と2人の創設メンバーにも恵まれ広大RACは設立されました。 広大RACは、現在38名で活動しています。多くの留学生も参加しています。現在の活動内容について紹介します。留学生をゲストスピーカーとして迎えて、その留学生の出身国についてお話しいただくナイトシリーズというイベントは今まで続いてきた人気のあるイベントです。去年から対面でナイトシリーズを開催することができるようになり、その国の食事も楽しむことができました。8月には関西大学ローターアクトクラブと大阪で交流し、大阪観光や、広島かるたを使った例会を一緒に楽しむことができました。そこで、公式訪問では、広島かるたに加えて、広島大学かるたを制作し、かるたを通して、社会人の方と交流することができました。新しい活動として、1月に社会人交流会をオンラインで開催しました。以前、広大RACにいらっしゃり、現在は東京で働いていらっしゃる先輩から、お話を聞くことができました。このように、これまでの活動も継続して、新しい活動にも挑戦していきたいです。大学RACについてお話させていただく貴重な機会をいただき誠にありがとうございます。EVENT第❶日目第❷日目

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