2023-24地区大会電子ブック版(大会後修正版)
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(直方RC)委員長 ロータリー米山記念奨学事業は、東京ロータリークラブが1952年に構想を立案し、1953年に米山基金の募金が開始され、その後日本の全地区に広まり既に70年以上継続し取り組まれている日本独自の奨学事業です。その特徴は、ただ単に奨学金を給付するだけではなく、各クラブのご協力のもと、世話クラブやカウンセラーを引き受けて頂き、多くのロータリアンと接することによりロータリーの精神である「奉仕の精神」も学んでいただく内容となっている点です。これまで世界に羽ばたいた奨学生は、23,000人を超え、世界の最先端で活躍をし、世界と日本の懸け橋になってくれています。現在は、公益財団法人米山記念奨学会として毎年900名近い奨学生を採用しています。米山梅吉翁の功績を称えるための事業がこのように今なお継続発展していることは、いかに日本中のロータリアンが米山梅吉翁を敬愛しているのかがうかがえます。米山奨学生は、日本での貴重な経験を一生忘れることはないでしょう。その証に、現在取り組まれている学友会の自発的・自主的な活動があります。この組織は、元米山奨学生を中心とする同窓会組織で、日本国内33の学友会(北海道は2地区で1学友会)、さらに海外10ヶ国にあり、2年毎に世界大会を開催しています。直近では、2023年8月5日に茨城県つくば市で第3回世界大会「再会in関東」が開催され、世界38ヶ国から1200名近くの方々が参加し開催されました。担当国開催圏の学友達が自発的に取り組み、日本のロータリーに何とか恩返しがしたいという思いから取り組んでいます。彼らのそのような姿を見ると、米山奨学事業の成果は私どもロータリアンが想像する以上に増大しているのではないかと思われます。私も参加し、彼らの今後の取り組みに大いに期待したいと強く思いました。 こうした米山奨学事業の素晴らしい取り組みを、全国のロータリアンは今後も支援し続けて行く事でしょう。そしてこの事業継続に欠かせない事が、ロータリアン皆さんの寄付金です。各地区それぞれに寄付金回収に努力を重ねています。当2700地区は、34地区中会員数が6番目であり、その会員数に応じた寄付額が望まれます。現在地区目標(2023-2024年度)としましては、個人平均寄付額17,000円(2022-2023年度実績14,785円、達成率87%)。特別寄付者割合36%(2022-2023年度実績32.8%、達成率91%)を目標にお願いしております。目標まであと少しですので、各クラブにおかれましては自クラブの現状を把握して頂き、目標に向けてご努力頂ければと思います。今後ともこの事業に対し多大なるご理解をいただき、日本のロータリーが目指す「世界の平和」に寄与できるすばらしい人材及び親日家を世界中に羽ばたかせて頂きますよう心からお願い申し上げます。50米山記念奨学委員会地区委員会報告吉田 廣幸

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