2023-24地区大会電子ブック版(大会後修正版)
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ゴードンR.マッキナリー国際ロータリー会長は、まだコロナ禍の余波の残る中、2023年1月、米国オーランドで開催された国際協議会において「世界に希望を生み出そう」(Create Hope In The World)のテーマを公表されました。世界には、疫病、戦禍、災害、貧困、分断と孤立、様々な原因により心ならずも深い絶望の淵に追い詰められた人びとがいます。その一人ひとりの絶望に寄り添い、共感し、それでも「未来は生きるに値する」のだと伝え続け、例え小さくとも希望の萌芽を育てる、そのためのロータリーの取組に計り知れない価値があるのだと信じます。ロータリーが希望の光となるためには、それぞれのクラブが活力を増し、その価値ある取組を持続可能なものとすることがすこぶる重要です。RI会長の方針においても、DEIをはじめ従来の価値ある取組を一層前進させることの重要性が強調されています。そこで、私は、「ロータリーを開き、ロータリーを前進させよう」を地区のテーマとして掲げ、ロータリーを強く逞しく成長させるために、それぞれのクラブが自ら考え、自発的にアクションを起こすことを奨励してまいりました。これは、われわれが行ってきた優れた奉仕活動の意義を確認し、同時に未来を拓く成長点を確認し合うことでもあります。今回の地区大会では、生物学者の福岡伸一先生より「生命を捉えなおす~動的平衡の視点から~」と題して御講演をいただきます。変化に適応し進化することの意義について考える一助となることを期待しております。また、米山学友ホームカミング講演では、フランス国立宇宙研究センターのエンジニアであるゼムラ・メリッサさんに御講演いただき、米山奨学事業の成果の一端を体感したく思います。また、大きな変革の途上にあるローターアクトにフォーカスし、その成長を確実なものとするために何ができるかをともに考える機会としたいと思います。活力に満ちたロータリーを育み、ロータリーを前進させる、そのために何ができるかを共に考え、その熱意を相互に確認し合う、本大会がその機会となることを願ってやみません。むすびとして、本大会のホストである福岡東ロータリークラブ、コ・ホストである宗像ロータリークラブの皆様の熱意と友情に深く感謝申し上げまして、本大会の御挨拶といたします。国際ロータリー第2700地区2023-24年度 ガバナー吉田 知弘 (福岡東RC)8本日、国際ロータリー第2700地区2023-24年度地区大会を開催するに際し、飯村愼一国際ロータリー会長代理(国際ロータリー第2550地区2013-14年度ガバナー)をお迎えし、また、地区内外より多数の御来賓の皆様に御来臨を賜り、当地区のロータリアンとその御家族、御関係の皆様とともにかくも盛大に大会を開催できますことに心より感謝申し上げます。ガバナー挨拶GREETING

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