『月信』2月号
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ロータリー財団委員会中村  光(宗像RC)委員長6「平和構築と紛争予防」分野におけるロータリー財団の目標 人道的奉仕団体であるロータリーでは、「平和の推進」はロータリーの使命の礎であると考えています。ロータリーは平和を末長く維持できる環境を築くための平和構築と紛争予防の取り組みを支援し、持続可能・測定可能な平和プログラムに投資しています。ロータリーのプロジェクトは以下のことに取り組んでいます。・平和構築と紛争予防に取り組むピースビルダーと地域社会のリーダーの幅広いネットワークを構築する。・地域社会での平和構築に積極的に参加、貢献、推進 2月は重点分野である「平和と紛争予防・紛争解決」です。 ロータリー創立記念日の2月23日から1週間は「世界理解と平和週間」とされています。そのため2月の月間はロータリークラブが相互理解を通じて世界平和が達成されることを目指し、平和の仕事に従事する熱意を持った人材を育成することを重視されています。紛争地域における平和構築の支援、平和と紛争予防、紛争解決に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援を強調する月であります。する方法を会員に提供する。 また、世界中の地域社会で社会的な結束を強め、紛争転換を促す取り組みを通じた平和構築と紛争予防を支援するために、研修、教育、実践を支援しています。ロータリーはプロジェクトの補助金を提供することで、これらの目標を会員が以下の方法で支えることを可能にします。・紛争を転換し、平和を築くための個人および地域社会の能力の向上・平和教育、平和のためのリーダーシップ、および争いの予防と解決に関する地域社会の人びとへの研修・影響を受けやすい人びとの社会統合を支援する奉仕活動の実施・天然資源を管理する最善の方法を特定するための対話および地域関係の改善・平和構築と紛争解決に関連した仕事で活躍していくことを目指す専門職業人のための大学院レベルの奨学金支援(ロータリー平和フェロー)「ロータリー平和センター」 ロータリー平和センターは世界で7つの大学に設置され、地域社会や世界を舞台に平和を推進するリーダーを養成しています。日本では国際基督教大学にロータリー平和センターがあります。毎年世界で約130人選考され、その平和フェローたちはそこで紛争の原因について学び、人権や国際関係、国際保健衛生・開発といった分野における現実的な問題に対し、革新的な解決策を生み出す実用的なスキルを身につけています。卒業された方は国連やNPOなどで活躍されている方が多くいます。平和と紛争予防・紛争解決において私たちができること 紛争地域への直接支援・行動するには難しい分野ですが、ロータリー財団では寄付によって支援する方法や平和構築と紛争解決を学ぶ方を支援するという窓口があります。紛争や武力衝突をニュース等で見て傍観するだけではなく行動を起こすことが大切です。➢平和の推進https://www.rotary.org/ja/our-causes/promoting-peaceロータリー会員は、奉仕プロジェクトや平和フェロー・奨学生への支援を通じ、貧困、差別、民族間の衝突、教育機会の欠如、リソースの不平等な配分といった紛争の根底にある問題に取り組むために行動を起こしています。➢ロータリー平和フェローシップ https://www.rotary.org/ja/our-programs/peace-fellowships平和は「人」から始まると考えるロータリーは、平和フェローシップ(奨学金)を通じて、世界平和と開発の担い手となる人材を育て、平和推進者の世界的ネットワークを築いています。➢ ロータリーショーケースhttps://map.rotary.org/ja/project/pages/search_project.aspx#area_of_focus=5a49b16b-8dc8-4e19-b0f8-fa092c9976d4&SortOrder=CreatedDateNewOldロータリーショーケースでは、ロータリークラブや地区が実施した様々な活動や計画中のプロジェクトの情報を掲載・閲覧することができます。ぜひ世界中のロータリー会員による平和構築と紛争予防に関するプロジェクトをご覧いただけます。―――――― 今号のリソース ――――――平和と紛争予防・紛争解決月間

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