『月信』1月号
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南ナム 守炫(韓国)九州工業大学にてパワー半導体の研究を行っていますスヒョン8 はじめまして、ロータリー米山記念奨学会2700地区の2023年度新規奨学生南 守炫(ナム スヒョン)と申します。現在、九州工業大学・大学院・生命体工学研究科・生体機能応用工学専攻・修士課程・1年生です。出身は韓国のソウルです。 私は、高校時代から、韓国の企業で電子通信分野の研究開発者として情熱を持って働いていた父親を見ながら、研究開発者に対する憧れを抱きました。さらに、父親は省エネルギーの実現やカーボンニュートラルに貢献できるパワー半導体の分野に興味があった私に、パワー半導体の技術力が先行している日本への留学を提案してくれました。その結果、日本の企業や研究所で研究開発者として働きたいという目標が生まれ、日本留学を希望するようになりました。 2019年度からの4年間、西日本工業大学で電気電子工学に関する知識を積み重ねましたが、省エネルギーの実現に貢献できるパワー半導体の研究開発職に携わりたいという思いから、2023年度からパワー半導体に関する研究を行っている九州工業大学の研究室に進学して、日々勉学に取り組んでいます。 修士課程では、パワー半導体チップのコストダウンとダウンサイジングのため、「TCADを用いるIGBTのダブルゲートの構造設計」に関する研究を行う予定です。 御財団については、学部の頃に「豊前海海岸一斉清掃プロジェクト」というボランティアに参加したことがきっかけで知りました。さらに奨学生になり、交流活動、世話クラブとカウンセラーとの交流を通して「国際親善と世界平和に寄与すること」というロータリーの理念を学べる機会となり、大事な時間を過ごしています。 将来、御財団が取り組んでいるSDGsに役に立てることと共に、自分の研究や専門知識を生かして脱炭素社会の実現に貢献できるよう、勉学や研究活動に励んでいきます。九州工業大学生命体工学研究学科修士課程1年生世話クラブ:豊前RCカウンセラー:三浦宗希

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