『月信』1月号
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 1月号 No.8  5職業奉仕委員会神尾 康生(八幡西RC)委員長2.奉仕の第二部門である職業奉仕は、①「事業および専門職務の道徳的水準を高め、」②「品位ある業務はすべて尊重されるべきであるという認識を深め、」③「あらゆる職業に携わる中で奉仕の理念を実践していく」という目的を持つものである。会員の役割には、④「ロータリーの理念に従って自分自身を律し、事業を行うこと、」⑤「そして自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てるために、クラブが開発したプロジェクトに応えること」が含まれる。 ロータリーは職業人の集まりである点において、他の奉仕団体等と異なります。 自らの事業の成功・発展のための刺激やヒントが、ロータリークラブには詰まっています。 本稿では、基本に立ち返って職業奉仕の定義を読み解きます。五大奉仕部門(2022年手続要覧、数字〇とかぎ括弧は筆者が追記) 以下は私の解釈ですが、まず、①会員は、高い職業倫理・高潔性をもって事業を行うことが求められています。自身の短期的なお金だけを求めても事業は継続できません。1900年代初頭の、騙された方が悪いという商取引が溢れていた米国シカゴで生まれたロータリークラブでは、会員の倫理・道徳感を重んじており、それは現在においても変わりありません。②品位ある自らの職業を大切にし、他の会員の職業を尊重し、毎週の例会において会員間での経験や成功体験等をもちよりお互いに成長していくこと、③そして、培った個人としての能力を活かし、また、自らの事業を通じて社会に貢献していく、奉仕の理念を実践していく、それが職業奉仕といえます。 また、会員の役割は、④上述したように、自らの事業や個人活動を通じて社会に奉仕・貢献していくこと、⑤加えて、会員の有している職業上の専門的知見・経験を、所属クラブの奉仕プロジェクト等で活用していただくことで、他の奉仕団体とは一味も二味も違うロータリークラブならではの高品質なプロジェクトを遂行すること。 職業人の集まりであるロータリークラブだからこそ会員相互で良い刺激を与えあい、事業を通じて、また、知識や技術を活かして社会に奉仕する。そして、その職人技を社会奉仕等のプロジェクトで活用する。 ロータリーの職業奉仕ってとっても大切なんです。 1月は職業奉仕月間です。私も、自身の職業と社会への奉仕について自問自答してみます。職業奉仕は大切

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