『月信』1月号
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2国際ロータリー 第2700地区ガバナー吉田 知弘(福岡東RC)新年慶賀の御挨拶 国際ロータリー第2700地区のロータリアンの皆様、新年あけましておめでとうございます。本年は「辰」の年、皆様お一人お一人が「飛龍」のごとき勢いを得て天高くへと舞い上がる一年としていただければと願っております。 ロータリー年度も第2クオーターを過ぎて下半期を迎えました。23—24年度はこれよりいよいよ収穫の季節を迎えます。また、1月には国際協議会が開かれ、24—25年度も本格的にスタートします。皆様がこの月信をご覧になる頃にはステファニーA.アーチックRI会長エレクトのテーマも発表され、野﨑千尋ガバナーエレクトの準備も本格的にスタートしていることでしょう。 各グループではそれぞれのガバナー補佐の下、インターシティミーティングが予定されております。周年行事を控えるクラブも多く、認証式を控えるロータリー衛星クラブ、ローターアクトクラブもあります。それぞれの意気込みと緊張感の下で意欲的な準備が進められていることと存じます。 視点を転じれば、当地区では4月に地区大会があり、また日本のロータリー(第1ないし第3地域)では同じく4月にクラブ活性化セミナーが予定されております。そして5月には国際ロータリー最大のイベントとなる国際大会が予定されます。RI、地域(日本)、地区、クラブ、それぞれのレベルにおいて、二つのロータリー年度(執行部)が並行して走るこの時期、行事も盛りだくさんになります。今後の行事予定等は当地区ホームページでご確認いただけますので、是非参照され、それぞれの御準備に役立てていただきたく思います。国際ロータリー第2700地区 (2700rid.com)職業奉仕月間によせて さて、定例のロータリー特別月間へのコメントです。特別月間の意味や内容は、マイロータリーの年間予定表(年間予定表 | My ROTARY)、ロータリーの友のウェブサイト(ロータリーの友 | THE ROTARY-NO-TOMO)でご確認ください(特に、米山月間やロータリーの友月間など、日本独自の指定は「友」のサイトで確認するのが便利です。)。 1月は職業奉仕月間、ロータリアンの志操の核心とも称される「職業奉仕」への理解を深める特別な時期でもあります。この職業奉仕の正確な意義や定義をめぐる歴史的な経緯等については、別に職業奉仕委員会より詳細なご説明があることでしょう。私の方では少し視点を変えて、もっとフランクな理解を述べてみたいと思います。多分に私見が混じりますので、あらかじめお断りしてご容赦を願います。職業奉仕は本当に難解か?―「木を見て森を見ず」にならないために 職業奉仕はロータリーの志操の核心であり、現状に対する賛成・反対の意見、その温度感は様々であっても、その違いを超えて、少なくとも全てのロータリアンが一応のことを理解することが重要だと思っております。 なのに職業奉仕の理念はしばしば「難解」だと言われます。そのためか、その説明は概念の視点からの説明に偏りがちであり、このことが一層理解を困難にします。あたかもドイツ観念論哲学の講義を受けているような錯覚さえ覚えてしまうほどです。しかも、ここにRIにおける近時の定義の追加の問題が加わり、厳密新年慶賀の御挨拶並びに職業奉仕月間によせて

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