『月信』12月号
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(中国)冬病気を診断するための顕微鏡に関する画像処理の研究を行っています 九州工業大学情報工学府修2年生の冬舒元と申します。出身は中国黒竜江省、日本に留学して4年目になります。九州工業大学に入学する前は、東京の語学学校に1年間通いました。2023年4月から奨学生になりまして、飯塚ロータリークラブでお世話になっております。現在は病気を診断するための顕微鏡に関する画像処理の研究を行っています。 子供の頃に何度も日本に旅行し、日本の文化や生活環境に魅了されました。 一方、日本には、製造業や医療機器などの分野で多大な貢献を果たし、世界に名だたる企業が数多く存在します。大学でコンピュータサイエンスを専攻しており、関連する分野に進み、高度な知識を学びたいと考えていました。 そこで私は日本への留学を選択しました。そこで、顕微鏡画像の解像度を向上させるための画像処理の研究を行うために、現在の研究室を選びました。これからも学びと研究を続けることで、医療機器の分野に少しでも貢献していきたいと思っています。12月号 No.7   13九州工業大学情報創成工学学科修士2年生世話クラブ:飯塚RCカウンセラー:正田英樹 研究以外にも、キャンパス内の国際交流ホールで高校生や大学生の英語の宿題や英会話のお手伝いをするなど、さまざまな活動にも積極的に参加しています。中国語教室の教師も務め、中国語に興味のある日本人に中国文化や中国語を教えました。本当の意味での文化交流が期待されます。 この度、米山ロータリークラブの奨学生となり、カウンセラーを始め、世話クラブの皆様に大変お世話になっており、とても感謝しております。クラブの皆様とのご縁を大切に思っています。真に日本社会に溶け込み、現地の日本人エリートたちとコミュニケーションをとる機会を与えてくれました。これは私にとって非常に貴重な人生経験であります。 カウンセラーは私に多くの新しいことを経験させ、視野を広げ、励ましと評価を与えてくれて、家族のように感じさせました。このご縁と機会を大切にし、研究・研鑽に励み、社会に貢献していきたいと考えております。 最後に、ロータリークラブのつながりを通じて日中友好に貢献できるよう尽力してまいりたいと思っております。トウシュウゲン 舒元米山記念奨学生紹介

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