『月信』12月号
11/40

 12月号 No.7  11おり、1,600万円の収入があった。都度の登録者からの登録料5,000円を合わせて、3,000万円から3,100万円となっていた地区大会収入の実績に基づくものである。• 当時の登録における課題は、会員数の少ないクラブの登録率が高く、会員の多いクラブの登録率が低い点であった。そもそも地区大会は地区の公式行事であるため、会員ごとの参加の意思に関わらず一律の協力をいただくのが本筋であろうと長期計画委員会の見解がまとまった。• ただし、過年の地区大会決算はいわゆる自己監査で行われていたため、正式なエビデンスはなかった。• 暫定として金額10,000円とすることが、富田長期計画委員長から書面で各クラブへ発信された。• ロータリー章典に基づいた手続規程に基づき、地区研修・協議会の会長部門の会議において3/4以上の承認が必要であり、前年12月よりガバナーエレクトと長期計画委員長連名で3回ほど各クラブへ説明文書を発信し、2月のガバナー諮問員会とPETSで説明を行った。• 地区研修・協議会の会長部門会において、監査方法を改善することと暫定金額については将来見直しを検討することを約束した。• その直後に新型コロナウイルス感染症により、灘谷ガバナー年度地区大会は中止となり、それ以降の地区大会も変則的な開催となってしまった。• 貫ガバナー年度において、地区大会分担金の使途を、それまで参加者の登録料負担により運営されていた3大研修と2つの会議、いわゆる5大会議にも割り振るとの変更がなされたが、その際にもPETS等において決議をとりオーソライズされている。• 地区大会を一定の金額内で行うのか、プログラムを決めて予算を組むのかは、継続的な問題である。• 吉田ガバナー年度は、コロナ禍明けに初めて実施する本格的な地区大会となり、ようやく地区大会等分担金の額が妥当かどうかの実質的な検証が可能となるのではないだろうか。• これまでの手続には瑕疵はなく、これまでの支出入に関する会計書類も整っている。• 決算書、会計帳簿はガバナー事務所に保管されているため、閲覧可能である。(2)西島ガバナー年度会計報告における補足説明————————————————————灘谷パストガバナー 地区大会等分担金10,000円は次のとおり有効に使用されているものと考えられる。① 地区大会等分担金特別会計• 地区大会等分担金30,940,000円はじめ収入合計は37,385,064円であった。• 支出の部は36,826,203円で、収支差額は558,861円で単年度収支として適正範囲と考えられる。② 一般会計• 収入の部に地区大会余剰金繰入(貫ガバナー年度地区大会余剰金)として4,186,806円があり、当年収支差額5,840,705円の決算となっている。• 地区大会余剰金繰入(貫ガバナー年度地区大会余剰金)を除く純粋な単年度決算としては、1,623,899円の収支差額である。• 吉田ガバナー年度は地区大会余剰金繰入(西島ガバナー年度地区大会余剰金)として558,861円と余剰額が少ないため、赤字決算となる可能性がある。7.各カウンセラー報告(1)ロータリー財団部門—————————————————————貫パストガバナー 9月9日にロータリー財団補助金セミナーを開催した。• 吉田ガバナー、ガバナーエレクト、ガバナーノミニーはじめ会長エレクト、次年度幹事など120名出席された。• 中村委員長より地区の補助金26件が承認され7万3千ドル活用とロータリー財団奨学生2名等の委員会報告があった。• 補助金活用事例3件の報告があった。• DDFの概要・利用法の案内があった。• ロータリーカード、ポリオプラスソサイエティについて、ポールハリスソサイエティ登録についての案内があった。• 第2740地区パストガバナーであり第3地域ロータリー財団コーディネーター補佐駒井様(佐賀南ロータリークラブ)から講評として、当地区の補助金活動は熱心に取り組んでいるとの評価とロータリー研究会での発表を検討してはどうかとのお話をいただいた。また、寄付金ゼロクラブを失くすため絶対に該当クラブを出さないようにとの依頼があった。

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る