『月信』11月号
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 11月号 No.6  13 この度私は九州工業大学の博士課程に在籍し、宇宙ロボット研究室に所属しています。私の研究について簡潔に説明すると、月や小惑星や火星などの洞窟を探査するための新しいロボット移動方法を検査することです。研究テーマには「宇宙」が含まれているため、私が設計するロボットが近いうちに地球を離れることはありませんが、いつか本物の宇宙ロボットや宇宙機を作りたいと思っています。 私の趣味の一つはランニングです。最近、自分のランニングのコースを広げていて、北九州で新しいルートを走りまして。先週初めて河内貯水池を走ってきました。大正3年(1914年)に建設された貯水池は北九州の山の中にあり、歴史的な赤い鉄橋が架かっていることで知られ、その岸辺に沿って歩行者専用道路があります。そこを走った時、山谷風、太陽の暖かさ、咲く花の香りだけではなく日本の歴史の一端も感じることができました。 素晴らしいところを見つけたと私は思いました。見たことがないところを探検し、新鮮な体験をでき、また新しいことを学ぶことは、自分の成長を促します。日本に来たことはそのための旅なのです。ロータリー米山記念奨学金のおかげでこの旅を続けることができ、この機会に、日本の全ロータリークラブ会員に感謝申し上げます。九州工業大学宇宙システム工学科博士2年生世話クラブ:八幡南RCカウンセラー:貞包健一 こんにちは。ハームス・サイモンと申します。北九州の八幡南ロータリークラブでお世話になっております。よろしくお願いいたします。 私はドイツのヴォルフェンビュッテルから来ました。その周辺に生まれ、学校に通い、大学を卒業しました。大学一年の時に日本語の勉強を始め、それ以来、日本の文化と言語への関心が高まってきました。2018年、交換留学生として、東北大学に一年行きましたが、帰国後、自分の日本語能力が不十分であり、日本文化について学ぶべきことがまたあると強く感じました。そして、考え抜いた末に再びやって来ました。いつか宇宙ロボットなどを作りたいハームス・サイモン(ドイツ)

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