月信9月号
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秦シン江コウ8 2022年度米山記念奨学生の秦江と申します。私は2016年に中国の山東省青島市から日本に来ました。京都の日本語学校に2年間通い、九州工業大学に入学しました。学士課程の後、更に技術力を身につけるため、大学院進学を決意しました。現在は九州工業大学工学府の電子システム工学を専攻しており、画像処理に関する研究を行っています。 2022年4月から、日本で就職することを決めたため、学業と研究を精進しつつ、就職活動も始めました。自己分析と業界研究をしながら、様々な企業の説明会に参加し、インターンシップを応募しました。その結果、ソニーグループのカメラ部門であるソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社の夏・春インターンシップに参加し、今まで学校で勉強できなかったことに触れることができ、すごくいい勉強になりました。 このインターンシップに参加し、企業の雰囲気を感じとり、大変勉強になりましたが、一つ気づきました。私がしたいことはメーカー業界ではなく、コンサル業界だということです。そこで、アクセンチュアという総合コンサルティングファームの本選考を応募し、コンサルティング業界に挑戦しようと思いました。そして、自らリクルーターチームに連絡し、就職について相談させて頂きました。リクルーターチームの方々からたくさんのご指導とサポートを頂きました。そのおかげで、2月中旬にアクセンチュアから内々定を頂きまして、私はその内定も承諾し、2024年の4月からアクセンチュアに入社する予定となりました。 2022年に米山記念奨学生になり、行橋みやこロータリーに所属しております。毎月の例会活動を通して、クラブのロータリアンと交流を深めながら、日本の文化に関する理解も深めることができました。また、卓話活動を通して、日本の方々に母国の文化を宣伝することもでき、日本と中国の架け橋になれるように積極的に活動を進めています。さらに、海岸掃除などのボランティア活動に参加し、環境汚染から自然を守る貢献をできたと思います。 今後引き続き、米山奨学生として、多くのロータリークラブ活動に参加することで、たくさんのロータリアンや留学生と交流し、母国の文化を宣伝しながら日本文化を吸収し、更に国際親和に貢献したいと思います。九州工業大学工学府電子システム工学修士2年生世話クラブ:行橋みやこRCカウンセラー:藤原妃呂(中国)

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