月信9月号
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 9月号 No.4  7 こんにちは。国際ロータリー2700地区2022−2023年度米山記念奨学生のゲイソンカウ・スパラトと申します。現在、九州大学大学院工学府機械工学専攻・国際コース・修士2年生で、筑後ロータリークラブにお世話になっております。 私はタイの北東部のスリン県出身で、高校は県内にあるシリントーンという学校に通っていました。高校3年間は、「理系英語プログラム」(タイ語ではなく英語で授業を受ける理系コース)に入っていました。2017年3月に高校を卒業し、同年10月に九州大学工学部機械航空工学科に入学し、福岡で生活を始めました。 4年後の2021年9月に大学を卒業し、そのまま九州大学で大学院に進学しました。大学院では、工学府機械工学専攻に入りました。研究室は「システム工学研究室」というところで、医療などへ応用するためのロボットシステムの研究開発を行っています。 私の卒業研究は、「上肢外骨格型ロボットの認知アシストに向けた筋電図によるリアルタイム早期手書き文字予測手法の開発」で、上肢外骨格型ロボットの手書き動作支援に活用するための手書き文字予測手法を開発しています。研究の目的は、文字を書くことが困難な人、脳卒中患者、筋力の弱い人などの手書き作業を支援することです。 予定では、今年の9月に卒業することになっています。つまり、私の奨学生としての時間はあと少ししかないのです。筑後RCの皆さん、米山記念奨学委員会、奨学生同士、カウンセラーとご家族の皆さんと知り合えたことは本当に嬉しかったです。一緒に作った一つ一つの思い出を大切にしています。 米山記念奨学金を頂けたことに一生感謝します。今まで学んだこと、経験したことをしっかり覚えて、社会に役立つ人間に成長したいと思います。私が皆さんから人生をよりよくする機会を与えられたように、私も誰かにそういう機会を与えることができるように頑張っていきたいと思います。九州大学大学院工学府機械工学専攻・国際コース修士2年生世話クラブ:筑後RCカウンセラー:園田一精ゲイソンカウ・スパラト(タイ)

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