月信9月号
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鄭テイ思シ拓タク6 米山ロータリー奨学生の鄭思拓と申します。今は、九州大学薬学研究院創薬科学の修士2年生で、遠賀ロータリークラブにお世話になっています。私は、中国寧波出身です。寧波は東中国であり、昔から栄えた港湾都市でした。過ごしやすいのが特徴として魅力あふれる街です。また、 緑が豊富で、とても心地よい場所です。  私が日本に来た理由について述べると、元々ドラマが好きで、ジャンル問わず見ていました。当時高校生の私が、TVドラマ「コード・ブルー」を見て、山P(山下智久さん)たちが演じる主人公たちの姿に感動していました。自分も目の前で人が倒れた時に何かできるような人間になりたいと考えて本格的に医者への道を志しました。大学に入って知識が広まった一方で、日本の医療研究に憧れました。これをきっかけとして、日本へ旅立ちました。  現在は癌の免疫治療について研究が進んでいます。がんは国民最大の死因となっており、新たな治療法の開発は喫緊の課題となっています。しかしながら、癌治療がどんどん発展していますが、必ずしも順調に進展しているとは言い難いです。私は免疫細胞に基づいた免疫治療の開発と応用について研究しています。微力ですが少しでも癌治療に力になればと考えています。修士を卒業した後は癌治療領域にさらに貢献したいため、博士課程に進みたいと思っております。 米山奨学生になることができて、非常に光栄に思っています。また、ロータリー米山奨学会の奨学金によって、研究に専念することができたことを、心から感謝申し上げます。これからも社会に少しでも貢献できるように毎日頑張りたいと思います。第2700地区は、今年29名をお世話しています。ガバナー月信では、数名ずつ紹介していきます。(中国)九州大学薬学研究院創薬科学修士2年生世話クラブ:遠賀RCカウンセラー:波田賢一ロータリー米山記念奨学事業とは日本のロータリー全地区による国際奉仕事業です。日本で学ぶ外国人留学生に奨学金を支給し、支援することにより、日本と世界の平和の懸け橋になる人材を育てています。事業の使命将来、日本と世界とを結ぶ「懸け橋」となって国際社会で活躍し、ロータリー運動の良き理解者となる人材を育成することです。これはロータリーの目指す“平和と国際理解の推進”そのものです。米山記念奨学生紹介

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