月信9月号
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2 ロータリーでは月ごとに特別月間の指定があり、その多くはロータリーの「7つの重点分野」に即してテーマが設定されています。この重点分野は、クラブがロータリー財団のグローバル補助金を利用する場合の要件とされるなど、奉仕プロジェクトを企画する際に重要な指標となるものです。9月はこのうちの一つ、「基本的教育と識字率向上」のテーマにフォーカスされます(9月8日は「国際識字デー(1965年ユネスコ制定)」でもあります)。 世界的にみれば、読み書きのできない15歳以上の人の数は、世界に約7億7500万人とされます。これは、全世界の成人の17%にあたります。しかも、学校に通っていない子どもは世界に6700万人いると言われています。地域社会が自力で学校を支え、教育における性差別を減らし、成人の識字率を高められるよう支援することが、ロータリーの目標とされています(2022年8月31日版「基本的教育と識字率向上月間リソースのご案内」/国際ロータリー日本事務局作成)。基本的教育と識字率向上 ロータリーは、すべての子どものための教育を改善し、子どもと成人の識字率を高めるための活動と研修を支援します。この重点分野の目的と目標 ロータリー財団は、ロータリアンが以下のような活動によって、すべての人が基本的教育を受け、識字力を得られるようにするための、ロータリアンによる以下のような活動を支援します。⒈ 基本的教育と識字能力をすべての人びとに与える地域社会の力を高めるプログラムの支援。⒉ 成人の識字率の向上。⒊ 教育における男女格差を減らすための活動。⒋ 基本的教育と識字率向上に関連した仕事で活躍していくことを目指す専門職業人のための大学院レベルの奨学金支援。国際ロータリー 第2700地区ガバナー「基本的教育と識字率向上」の目標について 国際ロータリーが作成した「重点分野の基本方針」(2021年7月)には、以下のとおりコメントがあります。原文のまま紹介します。吉田 知弘(福岡東RC)7つの重点分野と奉仕プロジェクト基本的教育と識字率向上の意義「基本的教育と識字率向上月間」に向けて

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