月信8月号
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 №8  21 ロータリアンの皆さまには、平素より米山記念奨学事業に御理解と御支援を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、今回は米山奨学生をどのように選考しているのかを解説したいと思います。まず、ロータリー米山記念奨学事業の使命は、日本で学ぶ外国人留学生の中からより優れた学生の学業達成を支援し、同時に、 カウンセラーや世話クラブとの交流を通じ、ロータリー運動の良き理解者となる人材を育成するとともに、日本の文化に触れ多くの日本人と交流することで、国際理解を深め、真の親日家となり、平和と国際親善に尽くす人材を育てること にあります。そのために求められる米山奨学生の資質は、学業・異文化理解・コミュニケーション能力における熱意や優秀性です。このような可能性ある学生を選考するために、地区委員会では毎年6月から選考準備を開始します。 2700 地区内に有る各大学から指定校(地区が選んだ大学)を選定し、在籍留学生数や過去の実績(大学側の理解度や生徒の質)等を踏まえて被推薦者数を決めて募集します。各指定校での学内選考を経て応募を受付けます。(大学側の自主性が重要)米山奨学会・地区米山記念奨学委員会・各大学の3者協力体制が必要となります。12月~1月にかけて、地区米山記念奨学委員会では面接官オリエンテーションを実施し、各地区委員が選考委員となり全国共通の選考基準で書類審査・面接審査を行い合格者を決定します。 応募者数は、毎年定員の3倍以上を受け付けています。(2024 年度は 17名の募集定員に 61 名の応募者数を予定しています。) 3月の合否発表後は、各クラブへ世話クラブとして受入希望を募り、地区委員会で調整を行い世話クラブを決めます。4月には総合オリエンテーションを行い、新奨学生はその時に初めて世話クラブのカウンセラーと顔合わせを行い、重要な確約書に自身でサインして頂くことで正式に米山奨学生になるわけです。地区委員会ではこうしたプロセスを経て、 将来日本と世界との懸け橋になる奨学生を選考しています。米山記念奨学委員会委員長数を地区割当数とします A:寄付金総額 50% B:個人平均寄付額 30% C:特別寄付者割合 10% D:有資格者数 10%7月地区で指定校と被推薦者数を決める・ 地区米山選考委員会が毎年指定校を選定し在籍留学生数や過去の実績を踏まえて、被推薦者数を決めます。・ 地区委員会は、学校説明会を開くなど要望を伝え、奨学生にふさわしい留学生を推薦してもらうように努めています。8月募集スタート奨学会から指定校に通知するほか、ホームページで指定校・募集要項を発表します。8~10月指定校での学内選考と申込み奨学会で申込を受付け書類をチェック応募締切:10 月 15 日12~1月書類審査・面接審査地区ごとに面接官オリエンテーションを実施し、全国共通の基準にしたがって書類選考・面接試験を行います。3月合否発表地区の報告順に学校専用画面で「合格内定」「不合格」を発表。奨学会理事会承認後、3月下旬に合格通知を学校経由で送付します。3月世話クラブ・カウンセラー選定合格決定後に、各クラブの受入希望に基づき世話クラブおよびカウンセラーを選定します。4月総合オリエンテーション世話クラブ・カウンセラーとの初顔合わせ確約書にサインし正式に米山奨学生となります。奨学生が決まるまで6月奨学会で地区割当数を決める①寄付金収入予測に基づき全体採用数を決定 (2023 学年度: 880 人枠)② A~D各要素の対全国比と、配当金分を案分し加えた吉田 廣幸(直方RC)米山奨学生選考について

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