月信7-2号
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4(2)クラブの活動を充実させよう 当地区の戦略計画では、これまで特にCLPの推進を重視してきました。CLPはクラブ運営を効率化するのに役立ちますが、最終的な目的はクラブの活性化を促すことにあります。そこで、当年度は、より直接的に「クラブを元気にする」ことに特に重点を置いて取り組むこととしました。そのために、特に注目していただきたい視点を以下に整理します。(3)充実した例会を取り戻そう  (丁寧なクラブ奉仕の実践) クラブの活力の源泉は例会にあります。例会を開き、例会を充実させてください。そのために、親睦活動を中心に丁寧なクラブ奉仕の実践を心掛けていただきたいと思います。オンラインツールの活用によるハイブリッド例会を開くなど、例会の仕組みを工夫することも忘れずに心掛けてください。(4)クラブの課題を理解し、 明確な目標を  設定しよう クラブを元気にするために解決すべき課題はクラブごとに異なります。クラブは、自らの課題を自発的に拾い上げ、その解決に自発的に取り組む必要があります。活動が停滞しているとすればその原因は何かを検証・整理して、解決のためにどのようなリソースを活用できるかを考えていただきたい。長期計画と年次目標を明確に設定し、その達成に取り組むようにしてください。クラブ運営支援委員会をはじめ、地区のサポートを活用してください。(5)ロータリー賞の全クラブ受賞に向けて 当年度は、目に見える取組事項として、全クラブがロータリー賞を受賞することを地区の目標として掲げました。現実的な目標を立て、力を合わせて着実に達成する、この体験を通じてクラブの結束が促され、クラブの魅力が高まることを期待します。(6)インパクトある奉仕プロジェクトを  計画・実行しよう 各クラブの活動又は事業として、一つ以上の奉仕プロジェクトを計画、実行してください。既に継続的に実施している奉仕活動があれば、より意義深いプロジェクトとする工夫をしてください。財団の地区補助金活用による事業でもかまいません。社会に対し「持続可能なよい変化=インパクト」をもたらすかの検証も忘れずに行うようにしてください。 また、参加者の基盤を広げる観点から、例えば、RA・IAや米山奨学生の参加を促し、JCや学生ボランティア等の他団体とも連携するなど、パートナーシップを構築することも視野に入れて取組を進めてください。(7)会員増強の目標と達成の視点について  (最低3200名) 当年度は、地区目標として「会員数3200名を必ず回復する」ことを掲げます。 一応の目安として、会員数30名未満のクラブは1名、30名以上60名未満のクラブは2名、60名以上のクラブは3名の会員数増加(純増)を目標としてください。これは、最低限の必達目標としてお示しするものであり、これを超えてさらに大きく会員数を伸ばしていただくことを期待します。 この「3200名」という数字は、当地区の規模を測る基準であり続けた象徴的な数字です。コロナ克服のシンボルとして、まず我々の本来の規模を確実に取り戻す、ここにターゲットを絞り込みます。3200名を回復し、その地平を超えて更に前進しましょう。 なお、会員増強に当たっては、DEIの視点を忘れず、年齢や性別、職種・役職等に過度にとらわれず、将来のリーダーにふさわしい人物を導き入れるように心掛けてください。4.地区方針の要点(1)ロータリーの基本を確認し、尊重しよう ロータリーの基本は、4つのテストと中核的価値観(親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップ)に集約されます。この基本をまず確認したいと思います。クラブの内外において、会員一人ひとりがロータリアンとしての高潔性と品位ある振る舞いを保持することは、会員の自尊心を高めてクラブの結束を促すのに役立つだけでなく、ロータリーに対する社会の尊敬を高め、長期的な視点でクラブの存続を担保する基礎となります。例会をはじめ様々な機会を捉えて、高潔性保持の啓発に努めてください。

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