『月信』5月号
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20いので、特に労働者の問題を取り上げていきたいと考えています。さらに日本企業への就職を目指して就職活動に注力しています。 今年、米山記念奨学生となり、ご支援をいただくことだけではなく、異なる文化交流や例会を通して、食事マナー、コミュニケーションスキルを身に付けることのできる貴重な機会になっています。家族から離れて日本で一人暮らしていた私は、今年からは、新たな家族ができたような気持ちになり、前に比べると毎日とても嬉しく、安心して学内や学外の活動に積極的に参加できたのは、奨学金のご支援のおかげです。 最後になりますが、今後も沢山の交流会やボランティア活動を積極的に続けたいです。ご支援をいただきまして誠に感謝しています。福岡女学院大学国際キャリア学部学部4年生世話クラブ:大牟田南RCカウンセラー:山谷啓太将来、国連に関する組織で働くことを目指しています 国際ロータリー第2700地区2023年度ロータリー米山記念奨学生のタパ・プラミラと申します。福岡女学院大学 国際キャリア学部 国際キャリア学科 4年で、大牟田南ロータリークラブにお世話になっております。私は、ネパールのバクタプル出身です。バクタプルは、首都カトマンズから東へ約12キロ距離にあり、古いお寺や美しく精巧な建築物があるところです。 私は、将来国連に関する組織に働くことを目指していました。母国のネパールでは、日本の組織から支援を受けることが多いため、日本で勉強することによってこのような組織で働く力を身につけることができると思い、2018年7月に日本に留学しました。最初の2年間は福岡市内にある福岡日本語学校では基礎から大学に進学するために専門的なことまで学びました。それによって文化と言葉が異なる国で生活する上で、困らないように生活を送ることができました。 2020年3月に福岡日本語学校を卒業した後、福岡女学院大学に入学しました。入学以来、日本語の学習に努める一方、英語や専門科目を含むその他の授業を通して、将来の夢を叶えるために必要な知識やスキルを学んできました。今は、専門ゼミでは中東・北アフリカ地域研究の山口ゼミで学んでいます。ゼミでの調査・研究と発表を通して、世界の動きについて洞察することができる広い視野と思考力、判断力を身につけるとともに、「今後の発展が最も楽しみな街」だと言われているカタールの教育面、文化面、スポーツ面における成功と失敗について取り上げ、特に外国人労働者が働くことを余儀なくされていることを知りました。大学卒業研究テーマは私の出身であるネパールからの労働者が多タパ・プラミア(ネパール)米山記念奨学生紹介

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