2023-24年度『月信』7月号①
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82023-24年度ガバナーに就任しました福岡東ロータリークラブの吉田知弘と申します。現在56歳の若輩、甚だ心許ない限りではありますが、ロータリーのために精一杯を尽くす所存であります。格別の御指導、御鞭撻を賜りたく、何卒宜しくお願いいたします。2021年6月にガバナーノミニー宣言をいただき、以来2年間、諸先輩の御指導をいただきながら、ロータリーの理解に努めつつ、着任に備えての準備を進めてまいりました。とりわけガバナーエレクトの1年間は、年度スタートに備えて重要な諸研修(GETS、国際協議会とこれに続く3大研修)が数珠つなぎに連なる期間です。目まぐるしい日々ではありましたが、西島英利直前ガバナーをはじめパストガバナー諸兄の御指導に加え、御経験豊かなガバナー補佐、意欲溢れる地区委員会の委員長、そして、大神地区幹事率いるガバナー支援室(福岡東ロータリークラブ)の支えを得て、充実した準備と研修の期間を終えることができたものと自負しております。皆さまの御支援に心より感謝申し上げます。私は、2006年3月に福岡東ロータリークラブに入会し、現在まで17年余りのロータリーライフを過ごしてまいりました。知人の誘いで何気なく足を踏み入れたロータリーの世界でしたが、職業奉仕と個人奉仕(I serve)の考え方に心をわしづかみにされました。独立自尊の高い志操を称揚し、個々人がこれに応えるのがロータリーなのだと思い、感激したことを覚えております。ここに強く共感したのは、私の職業分類(弁護士)と無関係ではないかもしれません。弁護士は、法令に精通するとともに、紛争事案において当事者の利益を代理し、適切な解決へと導くことを職務とします。依頼者の感情や期待、紛争を取り巻く利害の状況など、複数のベクトルが複雑に絡み合い、時々刻々と流動する不安定な状況の下で、事案を解決に導くには、当事者の「最善の利益」が何であるかよく考えることが欠かせません。弁護士には緩急自在の技量とともに高度の倫理性が求められます。自分の職業をそのように自負する私にとって、会員個々人が職業倫理を高く保持してそれぞれの職業に邁進し、それによって経済社会に適正な調和がもたらされるとするロータリーの倫理観は、強く心に響くものでした。この倫理観は、ロータリーを強く特徴づけるものとして、「ロータリーの目的」や「4つのテスト」、中核的価値観の中に堅持されております。ロータリーのホームベースとして、次世代に確実に受け継ぐべきものと心得ております。2023-2024年度第2700地区 ガバナー吉田 知弘(福岡東RC)ガバナー就任にあたって4つのテストと中核的価値観ロータリーを開き、ロータリーを前進させよう

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