2023-24年度『月信』7月号①
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[2023年1月9日]2ですから、終わらせるのではなく、新しいはじまりを作りだそうではありませんか。年度の扉を閉めるのではなく、次年度への橋を築こうではありませんか。なぜなら、川が流れているなら、それを渡る方法があればありがたいからです。 私はかつて毎日、エディンバラにある私の歯科医院に車で通勤し、フォース川にかかるいくつかの有名な橋を通りすぎるときに、その例を目にしていました。これらの橋をご存知の方もおられると思いますが、これらは見事なエンジニアリングの象徴です。 フォース鉄道橋は、1890年に開通しました。 フォース道路橋は 1964年、最近ではクイーンズフェリークロッシング橋が 2017年に開通しました。フォース橋の鉄道橋と道路橋を見ていつも感動するのは、これらがビジョンをもつ人たちによって建てられたということです。それは、けっして会うことのない人たちのためのビジョン、けっして知り合うことのない人たちのためのビジョン、それによって生活が改善される人たちのためのビジョンです。そのビジョンは、フォース橋の場合のように、建設から 133年経った後も、利用者たちからありがたがられています。ロータリーの私たちのビジョンが、奉仕を受ける人たちからありがたがられているように。 今、ご自分の頭の中で橋のロゴを思い浮かべ、それがテーマと関連しているだろうと思っている方がいたら、そこでその考えをやめてください。たとえ話がすべてテーマであるわけではありません。同じように、次年度に皆さんが行うすべてのことが、これから発表するテーマの推進と支援にかかわるわけではありません。次年度への橋を築こうロータリー会員として今ほど素晴らしいときではないでしょう。私たちはロータリーで素晴らしく歴史的な年度の真っただ中にいます。正直なところ、この年度を早く終わらせたいと思う人はいないでしょう。 国際ロータリー会長ゴードン R. マッキナリー2023-24年度 テーマ講演世界に希望を生み出そうCREATE HOPE in the WORLDGordon R. Mcinally

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